考古学の研究者として活躍されている森岡秀人さん(芦高25期生 史学研究部OB 奈良県立橿原考古学研究所共同研究員)が、近年の発掘調査により弥生時代の鉄器が数多く出土し、邪馬台国畿内説ともかかわって注目されている淡路市の舟木遺跡と五斗長垣内遺跡について、産経新聞の取材に応じ「明石海峡や鳴門海峡という海の難所に挟まれた淡路の勢力は航海術に長け、新しい鉄器文化を積極的に取り入れたのだろう」とコメントされています。(画面をクリックすると拡大されて記事が読めます。)
また、昨年12月南あわじ市の入田稲荷前遺跡から出土した約2000年前の中国の貨幣「貨泉」3枚について、5月18日夕方放送のNHKニュース関西で森岡さんは「中国大陸との関係において、弥生時代の淡路島が重要な場所であったことを示す貴重な資料」と、また神戸新聞の取材に対して「近畿の中央部と変わらない段階で中国の銭貨が伝わっていたことを示す例。邪馬台国発展など大きな国造りの過程で中枢を担う有力者が存在した可能性がある。」とコメントされています。(画面をクリックすると拡大されて記事が読めます。)