東京・上野の東京都美術館で6月15日から21日まで開催された第13回全国高校生
大作書道展に出展した芦高書道部3年 大野詩織さんの作品『張遷碑』が大作優秀賞に選ばれました。
◎大野詩織さんのコメント:
今回、第13回全国高校生大作書道展にて大作優秀賞を頂くことができました。私自身、180×480cmという大きなサイズの臨書作品に挑戦すること自体、初めての経験でした。
実際に東京都美術館で展示して頂いているのを見ると、他の高校生の作品と比べてまだまだ未熟な部分も沢山見つけることができました。この大作書道展の会場に足を運んだからこそ、その作品の迫力や力強さを感じることが出来たと思います。一緒に上京してくれた申子先生と母、そして一緒に作品を書いてきた仲間に感謝しています。
また、外国の方や今は東京在住で兵庫出身の方など、多くの人と私の書を通じてお話出来たことがすごく嬉しくて印象に残っています。
たった一つの書でも見る人によって観点も違うし、文化が違えば見方も変わるということを肌で感じることが出来ました。
今回の経験を生かして、高校最後の書の甲子園に向けて良いスタートを切ろうと思います。本当にありがとうございました。
75期書道部副部長 大野詩織
【全国高校生大作書道展とは】
全国の高校生を対象として、若者の情熱溢れる「書の大作」(縦180㎝・横240㎝以上)を募集するもの。芸術教育の一環として、日本の伝統文化を愛し、「書」を通して若者の感性と創造性を磨き高めて、健全な精神の育成と個性の伸長を図るとともに、全国の「書」を愛好する高校生同士の文化交流の機会にすることを目的に、平成19年から毎年開催されている。
第13回目の今年は全国の43高校から231人の応募があり、14点の優秀作品が文部科学大臣賞、大作大賞、大作準大賞、大作優秀賞に選ばれた。
主催;公益財団法人 独立書人団
後援:文部科学省、毎日新聞社、全国書道連盟、毎日書道会