芦屋川の濁流(2014年8月10日)【付記】1938年7月の阪神大水害

台風11号が兵庫県に上陸した8月10日、あしかび会の藤野春樹副会長(26期生)が芦屋市民センタ-前で撮影された芦屋川の写真とコメント、川の向こうに見えるのは芦屋仏教会館です。


いつものどかな芦屋川が、今日は一転して激しい濁流です。
 
JR東海道線があの濁流の下を通っている天井川の部分、すごい迫力です。芦屋川は流域が短いため、すぐに水量は減り事故につながることは最近ありません。橋の橋脚部分に流木等引っかかるとあふれだした水で水害になります。

「細雪」で有名な阪神大水害(1938年7月)では、川沿いに建っていた蔵が崩れ落ち、開森橋に引っかかって水害になったそうです。

自然は恐ろしい牙を隠し持っていますので、まず身を守る事が大切ですね。

(参考)下の図は、国土交通省六甲砂防事務所のホームページに掲載されている阪神大水害・芦屋川流域の水害図です。(あしかび会事務局)

昭和13年阪神大水害の被害状況

芦屋川の東側では、平均50㎝程の土砂が堆積し、阪神国道より北、国鉄芦屋駅より西の地区では、およそ床上まで土砂がたまりました。一方、西側に流れた濁流は、阪急芦屋川駅付近で1.5mもの土砂を堆積させ、深江のほとんどが浸水の被害を受けました。

【特集 阪神大水害80年】
芦屋市の広報紙「広報あしや」(No.1231 平成30年7月1日発行)の4面と5面に掲載された昭和13年(1938年)7月の阪神大水害の特集記事です。
(画面をクリックすると拡大されて記事が読めます。)

◎阪神大水害で流失した永保橋*の親柱発見を報じる朝日新聞(2018年7月3日付阪神版)の記事(画面をクリックすると拡大されて記事が読めます。)*永保橋は、阪神芦屋駅の約200m南の西国街道(浜街道)に架けられていた橋

この記事の末尾に紹介されている朝日新聞デジタルの特集ページ「阪神大水害80年」は。次のURLをクリックするとご覧になれます。

http://t.asahi.com/q291

 

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