旧制芦屋中学3期生の学徒勤労動員報告書など

今から73年前の昭和16年(1941年)12月8日、我が国は米英両国に宣戦布告し太平洋戦争に突入。その後、昭和19年になると戦局はいよいよ急迫し同年3月、政府は「決戦非常措置要綱ニ基ク学徒動員実施要綱」を閣議決定し、中等学校以上の生徒全員の軍需工場への動員が実施されることになった。
県立芦屋中学校においても授業を停止して、生徒が尼崎市の工場などへ勤労動員に出動した。「芦高十五年史」(1955年刊)および「芦高五十年史」(1990年刊)には当時の状況が記されている。
(下の画面をクリックすると拡大されて芦高十五年史が読めます。)

 

 

芦高五十年史1416 左をクリックすると芦高五十年史14-16ページが読めます。

◎卒業生の清水孝一さん(旧制芦屋中学3期生・あしかび会理事)は自ら経験された学徒勤労動員について、2014年の夏、尼崎市立地域研究史料館の聞き取り調査に協力され、このほどその調査報告書がまとめられました。同館からあしかび会にも調査報告書が届けられました。
清水さんが体験された戦時下の非常に厳しい状況を知り、平和の尊さを理解する貴重な調査報告書をあしかび会の皆様にご覧いただきたいと存じます。(あしかび会事務局)
清水孝一氏の学徒勤労動員報告書 左をクリックすると勤労動員報告書が読めます。

☆2019年夏、読売新聞の取材に対して、清水孝一さんは学徒勤労動員などの思い出を語られました。次のタイトルの下のURLをクリックするとご覧になれます。

『3期生 清水孝一さんの「私の戦争体験」が読売新聞に掲載されました』

http://ashikabi.org/wordpress/?p=10965

◎また、卒業生の藤下典之さん(旧制芦屋中学2期生)は、昭和20年学徒勤労動員により久保田鉄工所武庫川工場に勤務し褒賞を受けられました。

勤労学徒に対する褒賞 左をクリックすると藤下さんの褒賞がご覧になれます。

 

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