このほど、兵庫県朝来市生野町の藤原幸男様より昭和23年(1948年)朝日新聞社発行の「アサヒスポーツ編 甲子園大会」をご寄贈いただきました。内容は、芦高野球部が出場した昭和23年8月に開催された夏の甲子園・第30回高校野球大会出場校の紹介、大会展望と優勝候補の予想などです。以下に主な内容を紹介します。
昭和21年8月の戦後初の第28回大会に続いて昭和23年夏の甲子園第30回大会に出場した兵庫代表の芦屋高校は、1回戦で紀和代表の強豪和歌山県立桐蔭高校と対戦4-6で敗れました。
【「アサヒスポーツ編甲子園大会」の主な内容】
(紙面をクリックすると拡大されて記事が読めます。本文中の傍線はあしかび会事務局で入れました。)
飛田穂洲(1886~1965):早稲田大学野球部出身、朝日新聞記者、戦後の高校野球復活に尽力 1960年野球殿堂入り 『一球入魂』という言葉を残す。
◎2~3ページ:集う新鋭・古豪二十三校 各地予選のあとをたどる(芥田武夫)
芥田武夫(1903~1987):旧制姫路中学校卒、早稲田大学野球部で飛田穂洲の後輩、朝日新聞記者、プロ野球近鉄パールズ監督・球団社長 1988年野球殿堂入り
大会の歌『栄冠は君に輝く』:昭和23年の大会が節目となる第30回大会で、この年の学制改革に伴いそれまでの旧制中学から新制高校にかわった初の大会であることを記念して作られた曲です。作詞は加賀道子氏、作曲は古関裕而氏と表示されています。。
◎9ページ:代表校の横顔:兵庫代表 芦屋高校 渋味のある打陣 打たせて取る有本投手
◎27ページ:大会出場校並に優勝校(第1回~第30回大会)
1915年(大正4年)の第1回大会(予選に71校参加)から1948年(昭和23年)の第30回大会(予選に1256校参加)までの全出場校と優勝校の名前を掲載
◎28~30ページ:「23代表いかに斗うか 本社記者大会展望対談」
芦高野球部に触れた部分は28・29ページの各2段目と30ページ4段目。30ページの写真は、神戸二高(現兵庫高)と対戦した兵庫予選優勝戦で芦高が得点した場面です。
☆『翠球』(兵庫県立芦屋高等学校野球部五十年史)より抜粋☆
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◎昭和23年の芦高野球部の皆さん(野球部五十年史65ページなど)
【写真の中列左から】
橋本修三さん:芦屋中学野球部主将(3期生)
阪部由松校長:第2代学校長(芦屋中学・芦屋高校)
岸 仁 先生:芦屋中学・芦屋高校野球部長
福田政次郎教頭:(芦屋中学・芦屋高校)
◎第30回全国高校野球選手権大会の記録(野球部五十年史67ページ)